これからの幼児教育に必要なもの

これからの幼児教育に必要なものは、まず、規則正しい生活習慣を身につけさせる事です。次に必要なのが、自らいろいろな体験をし、感じ、考えるという事です。ひと昔前では、虫を追いかけ、夕暮れと共に帰るといった当たり前の事を、今はあえて、幼児教育として体験させなければならないのです。なぜそうなってしまったのか。

今までは授業中、先生の話を聞いてノートに書き写し、その中から出題されたテスト問題ができれば良し、といった風潮がありました。極端に言えば、「お勉強」さえ出来ていれば良かったのです。ただ、これだけでは、大人になり、社会に出た時に、自ら考え、行動できるようにはならないのです。最近では、指示を受けないと動けない若者が増えた事が問題になっています。

それらの問題を受けて、2020年から大学入試センター試験の内容が変更されます。自らの考えを記述し、思考力・判断力・表現力を中心に評価するテストが新たに加わる事になりました。今までの、知識をただ丸暗記しただけでは、対応しきれなくなってきています。それではどうしたらいい良いのでしょうか。

そこで注目されるのが、アクティブラーニングです。先生からの一方的な講義で知識を覚えるのではなく、生徒たちが主体的に参加し、自ら考え、仲間と意見を交換し、より理解を深める学習方法です。そのような参加型の授業に入る前の幼児期に、いかに物事への興味・関心・意欲を高めて行くかが大切なのです。例えば虫を追いかけて捕まえれば、虫の名前、体の作り、虫網の上手な使い方、次々と知らない事、知りたい事が出てくるはずです。

そういった興味関心、学習意欲を育てる事が今の幼児教育に求められている事だと思います。

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